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$20.00

Ao-Hata Publishing

What if God was an insect? by Johanna Tagada Hoffbeck

2021年、本屋青旗で開催された展覧会「What if God was an insect? / もし神さまが虫だったら?」にあわせて刊行されたジョアンナ・タガダ・ホフベックの作品集。

英国を拠点とするアーティスト、ジョアンナ・タガダ・ホフベックはInOtherWordsから「Daily Practice」(2018)、ChoseCommuneから「Do Insects Play?」(2019)を刊行するなど、ペインティング、ドローイング、写真、彫刻など、様々な媒体を通して作品を発表してきました。日本では、展覧会「Take Care - きをつけて」(Nidi Gallery, 2018)や「From brown to pink, from pink to green」(READAN DEAT,2020)、雑誌「Journal du Thé - Contemporary Tea Culture」で記憶にあたらしい方も多いかもしれません。

作品集「What if God was an insect?」は、最新作のペインティングを中心に、アーティストが庭づくりを通して観察、考察した事柄から発展した作品を収録。今回、ジョアンナ・タガダ・ホフベックは、人間と人間以外の生物の関係性を問い直し、他者とともにあることを学ぶ場としての庭を描き出します。「もし神さまが虫だったら?」という問いは、アーティストからの「うつくしいとはなにか?」という問いであり、わたしたちが日々目にする景色の輪郭を捉えなおす試みでもあります。人間と虫/神様の視点を行き来するような構成・デザインはアートディレクター・グラフィックデザイナーの田中せり。ぜひご覧ください。


庭は、人間を対象にしてデザインされる空間です。それゆえに、庭は人間中心です。概念としての庭は、必ずしも虫や、他の生物の幸福への配慮を排除するものではありません。ワイルドライフガーデンは、多くの園芸についての会話の中心であり、私たちは、その庭で、思いやりを学ぶのではないでしょうか。アーティストの園芸家として、これらのページで、私の問いを思い切って、率直に投げかけてみたいと思います。これは隠喩です。もしもっとも強い力を、もっとも小さな存在が持っていたら?お茶や食物を栽培したり用意したり、日常の身ぶりに対する私たちのアプローチは、私たち自身の生活様式を変えるでしょうか?きっと変えるでしょう。一神教か、多神教か、神性を信じているか、それとも無宗教かは、この考察において問題ではありません。あの夏の夕暮れに、私はマメを収穫しながら、小さなものたちを、宗教的、そして現代的な精神上の実践を促すような、尊敬の念をもって扱ったら、きっと、もっと思いやりのある世界が広がるのではないかと想像したのです。ージョアンナ・タガダ・ホフベック (※本書より抜粋)


会場掲載文
本展のタイトル「もし神さまが虫だったら?」は、私たちの想像力をかきたてながら、こうした状況に対して警鐘を鳴らすものであるとともに、その先の実践へと私たちを誘います。ジョアンナ・タガダ・ホフベックは、「庭づくりには、ある種のリズム、絶え間ない感動、明白に数値化できるとはかぎらない成長、そして失敗からの成長がある」と言います。存在するもの、消えゆくもの、そしてかつて存在していたものの思い出がうごめく庭で、私たちは何を学ぶことができるでしょうか。彼女は私たちに問いかけます。もし神さまが虫だったら、あなたはどうする? ー金沢みなみ


Johanna Tagada Hoffbeck ジョアンナ・タガダ・ホフベック

1990年、フランス生まれ、ロンドン在住。ペインティング、ドローイング、インスタレーション、彫刻、映画、 写真、やわらかく繊細でエコロジカルなメッセージが含まれたテクスト、など様々なメディアを用いるアー ティスト。グループ展多数。個展としては「Épistolaire Imaginaire - Merci 」(Galerie Jean-Francois Kaiser, 2017)、「Take Care - きをつけて」(Nidi Gallery, 2018)。2014 年に、コラボレーションプロジェクト Poetic Pastel を設立。2018 年に出版プロジェクト「Journal du Thé - Contemporary Tea Culture」始動。2018 年 には 最初の作品集「Daily Practice」(InOtherWords) が出版されている。

www.johannatagada.net


Size: B5 182 x 257 mm / ページ内変形
Pages: 24
Text: Japanese / English
Limited edition of 500 copies

Artworks & Text by Johanna Tagada Hoffbeck
Japanese translation by Minami Kanesawa
Proof-read by Harnam Kaur Chana
Designed by Seri Tanaka
Printed by SHOEI inc.

Published by Ao-Hata Publishing, 2021