パリを拠点に活動するデザインスタジオ Syndicat studio が'related to design'をテーマに刊行するデザイン誌「Revue Faire」42,43,44,45号のセット。現代美術の実践における「読み書き」に焦点を当てた雑誌『F.R.DAVID』No.20についての概観をまとめた「n°42 —12 ou 13 things I know about: F.R.DAVID」、工業的で規範的な一般化が進むタイポグラフィと、個人的な力学が作用するライティングの相互的な可能性に言及した「n°43 — A typeface: “Typographic writing”」、神経科学と視覚文化の関係性についてのレビュー「n°44 — A conundrum: the visual communication of neuroscience」、グラフィックデザインにおける「テンプレート」の可能性を雑誌 Metropolis MやThe Serving Libraryなどを通して4つのテーマごとに考察した「n°45 — Made Redundant (4 Templates)」の4冊セット。
n°42 —12 ou 13 things I know about: F.R.DAVID. Authors : Victoire Le Bars and Benjamin Thorel 現代美術の実践における「読み書き」に焦点を当てた雑誌『F.R.DAVID』について特集したイシュー。2007年から発行されている分類不能の雑誌であるF.R.DAVIDは、さまざまな著者による、さまざまな時代のテキスト、イメージ、文書を集めたもの。今号では、『F.R.DAVID No.20』について、2人の読者の相互補完的な視点から、包括的ではない概観を提案する。
n°44 — A conundrum: the visual communication of neuroscience. Author: James Langdon 脳の生物学に対する私たちの理解は、19世紀後半に生み出された、ニューロンや樹状突起の美しく先駆的な画像に端を発しています。本書では、fMRIによる生きた脳のダイナミックな画像や、「ニュートラル・コネクトミクス」による複雑で色彩豊かな画像など、それ自体が研究の主要な場となっていることに焦点を当て、画像こそが科学であるという視点から、神経科学と視覚文化の関係性についてまとめられています。
n°45 — Made Redundant (4 Templates). Author: Stuart Bertolotti-Bailey グラフィックデザインにおける「テンプレート」は、通常、利便性と効率性を連想させます。主に決断の必要性を回避することで作業効率を上げ、可能性を制限することで一貫性を確保するこのやり方は、より進取的な方法で使用することもできます。このエッセイでは、さまざまな協力者とともに進めた4つのプロジェクトについて、「テンプレート」に焦点を当てその開発過程を振り返った一冊。
- Pages: 148 Size: 210 x 290 mm softcover color & bw French/English