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Exhibition: 嶌村吉祥丸 写真展「what is good?」(2024.10.4 Fri - 10.20 Sun)

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$38.00

torch press

マイハズバンド / 潮田登久子 [SIGNED]

写真家・潮田登久子が、夫の島尾伸三と産まれて間もない娘のまほとの3人で過ごした、1978年からの約5年間を記録した作品集。洋館の一室という狭い生活空間で撮影された家族3人でのにぎやかな日々と、静寂が訪れる夜の部屋でひとり孤独と向き合った作者の写真。寝具の上で立ち上がる娘や、積み上げられた本、冷蔵庫に貼られたひらがな表など、時間とともに表情を変える家族の輪郭を、生々しくも淡々と、関係性と相反するような眼差しを見ることができます。潮田の代名詞である6×6の正方形のフォーマットのBook 1、35mmのスナップショットのBook 2をセットにした2冊組。サイン入。

本書は、The Paris Photo–Aperture Foundation PhotoBook Awards 2022の「Jurors’ Special Mention」を受賞しています。


ーこの建物の住人が寝静まる頃には、枕元の中古の大きな冷蔵庫のモーターがガタンという不気味な音をさせるなり唸りはじめます。それを聞いているうちに、私の漠然とした不安が頭をもたげてきます。月や星がどこかへ行ってしまった、カーテンの無い大きな窓の向こうの黒い森を眺めているうちに、私はいつの間にか眠りにつくのです。
潮田登久子

ー幼い子がいて、目の前の仕事をこなすのが精一杯な暮らしのなかでふと、誰もいない時間が一瞬だけ潮田さんに訪れる。静かで、少し寂しいけれど、とても豊かな時間。寂しいと思えることそのものさえ喜びであるような。
長島有里枝(寄稿文より)


潮田登久子(うしおだ・とくこ)
1940年東京生まれ。1963年桑沢デザイン研究所写真学科卒業。1966年から1978年まで桑沢デザイン研究所および東京造形大学講師を務める。1975年頃からフリーランスの写真家としての活動を始める。代表作に様々な家庭の冷蔵庫を撮影した「冷蔵庫/ICE BOX」がある。2018年に土門拳賞、日本写真協会作家賞、東川賞国内作家賞受賞。


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Pages: (Book 1) 122, (Book 2) 76
Size: 240x190 mm
Soft cover
Japanese, English
Design: Yuri Suyama

Signed by Tokuko Ushioda

Published by torch press, 2022